キス釣りのポイント・藻場と根周り

キス釣りのポイント・藻場と根周り

海上からだと解りにくいですが海の中は想像以上に変化に富んでいます。

砂底が続いているところもあれば海藻の生い茂ったところや大小いろんな形の岩が突き出たところなどがあり実にいろいろな姿をしています。このように海上から見た景色は一見同じように見えるところでも海底はずいぶん違うんですね。

陸上に草や木が生えているように海には海藻というものが生えています。この海藻の生い茂ったところを藻場と呼んでいます。森が動物や鳥たちの住処になっているように藻場はプランクトンや小さな生物の住処で、それを求めてたくさんの魚たちが集まってきます。

また、根周りと呼ばれる岩礁帯周辺では根が障害物になって潮の流れが複雑に変化します。こんな場所もプランクトンが発生しやすくゴカイ類や小さな甲殻類もたくさん生息していますから魚影は濃いですね。ですからキス釣りに限らず藻場と根周りはどんな釣りをするときでも外すことのできないポイントになっています。

この藻場や根周りですが広い海上でうろうろ探してたんでは効率が悪いです。できれば前もってだいたいの場所でも知っておきたいところですよね。貸しボートを使うならそのお店で聞くのが一番手っ取り早い方法でそれ以外にもいろんな情報が聞けるので出航前に聞いておくことをおすすめします。
マイボートの場合は自分で探す以外にないんですが、海岸近くの水深の浅い場所なら前もってわかる場合もあります。それにはあらかじめ海岸へ出る前に防波堤の上など少し高いところから眺めて海の色の違うところを探してみます。黒っぽく見えるところが藻場で白っぽく見えるところが沈み根です。その場所をだいたい覚えておいてボートを出すんですが、投げ釣りと違ってボートは海上を移動できるので簡単に見つけられますよ。藻場は簡単にどこででも見つけられますが沈み根はどこにでもある訳ではありません。砂浜が延々と続くようなところにはあまりなくて、小磯が近くにあるところや小さな湾になったところに多いです。

ではこのポイントをどう釣るかということですが、どちらの場合もアンカーを入れてボートを止めた方が断然釣りやすいです。まず藻場の場合ですが海藻の茂ったところに仕掛けを投げては行けません。こんな方はいないでしょうが間違いなく海藻がたくさん釣れますよ。このポイントでは海藻の茂みの周辺を丹念に引くようにしましょう。茂みと茂みの間は特に狙い目で大型キスの潜んでいる可能性も高いです。

ただし夏場の凪が続いたときなんかに大量の海藻がジュータンのように底一面を覆うことがあるんですね。これは潮があまり動かないために見られる現象で、こういう場所では釣りになりませんからとっとと移動しましょう。潮通しのいいすこし深いところへいけば釣りやすいかもしれませんよ。

もう一つのポイントの根周りですがこちらは大きな高根よりも小さな沈み根がいくつもあるようなところの方がいいと思います。この根の場合も藻場と同様、直接根の上を通るような仕掛けの引き方をしてはダメですよ。ほぼ根掛かり必至で海藻と違って岩は絶対釣れませんからね。根の点在する場所では大型キスが釣れることが多いですが同時に根掛かりも多くなります。根から5mぐらいの範囲内でできるだけ根掛かりしにくいところを選んでください。

どちらのポイントも大型のシロギス狙いには必ず攻めるポイントです。同じシロギスでも茂みや根の陰から引ったくっていく大型の引きは強烈でゴッツイファイトを楽しませてくれますよ。